タイ・ラヨーンのメーラムプン海岸から望む日の出。朝靄でオレンジ色に染まった空に太陽が昇り、穏やかな海面に金色の光の道が伸びる。左手前にヤシの木と海岸線のシルエット
朝靄に包まれた、メーラムプン海岸の静かな日の出
オレンジ色に染まる朝焼けの空と海。水平線から昇る太陽が海面に金色の光の道を描き、波打ち際には大人と子どもたちのシルエットが並ぶ。左手には木々の黒い影。タイ・ラヨーンの海岸。
金色の朝を、ただ黙って眺める ── ラヨーンの浜辺(タイ)
夕暮れの海。オレンジからピンクへと染まる空に太陽が低く輝き、濡れた砂浜と海面に金色の光の帯が長く伸びる。手前には打ち寄せる波、水平線の彼方には岬の稜線のシルエット。タイ・ラヨーンの海岸。
一日の終わりを、金色が縁取る ── ラヨーンの夕暮れ(タイ)
一面オレンジ色に染まった夕空と海。水平線近くに沈みゆく太陽が、穏やかな海面に金色の光を落とす。彼方には島影の稜線が黒いシルエットとなって横たわる。タイ・ラヨーンの海。
空も海も、一色に溶ける時間 ── ラヨーンの夕暮れ(タイ)
タイ・ラヨーンの海に沈む夕日。赤く染まった空の下、水平線に山のシルエットが浮かび、穏やかな海面に太陽の光が反射している
宿泊していたホテル前の浜辺から望む、ラヨーンの海に沈む夕日

2017/02/13~14, Sunrise&Sunset, Rayong Thailand.

タイ・ラヨーンのメーラムプン海岸から望む日の出。朝靄でオレンジ色に染まった空に太陽が昇り、穏やかな海面に金色の光の道が伸びる。左手前にヤシの木と海岸線のシルエット
朝靄に包まれた、メーラムプン海岸の静かな日の出

太陽は、どこにでもある。日本の朝にも、オーストラリアの夕にも、同じひとつの太陽が昇り、そして沈む。天照(あまてらす)の光は、国境も海も知らず、ただあまねく地上を照らしている。——そう、頭ではわかっていた。

オレンジ色に染まる朝焼けの空と海。水平線から昇る太陽が海面に金色の光の道を描き、波打ち際には大人と子どもたちのシルエットが並ぶ。左手には木々の黒い影。タイ・ラヨーンの海岸。
金色の朝を、ただ黙って眺める ── ラヨーンの浜辺(タイ)

けれど、タイ・ラヨーンの海辺で出会った太陽は、私の知るどの太陽とも違う顔をしていた。二月の朝、淡い靄(もや)の向こうから、やわらかな金色の帯が、凪(なぎ)いだ海を渡って足元まで伸びてくる。夕暮れには同じ波の上を、熟れた果実のような紅(あか)い陽が、遠い岬へとゆっくり沈んでいった。

夕暮れの海。オレンジからピンクへと染まる空に太陽が低く輝き、濡れた砂浜と海面に金色の光の帯が長く伸びる。手前には打ち寄せる波、水平線の彼方には岬の稜線のシルエット。タイ・ラヨーンの海岸。
一日の終わりを、金色が縁取る ── ラヨーンの夕暮れ(タイ)

広すぎるオーストラリアの空でもない。澄みきった日本の冬の朝でもない。湿った南の空気ににじむ、この土地だけの、やわらかな太陽。

一面オレンジ色に染まった夕空と海。水平線近くに沈みゆく太陽が、穏やかな海面に金色の光を落とす。彼方には島影の稜線が黒いシルエットとなって横たわる。タイ・ラヨーンの海。
空も海も、一色に溶ける時間 ── ラヨーンの夕暮れ(タイ)

同じ光の下にいるはずなのに、旅先で出会う太陽は、いつも初めて見る顔をしている。ラヨーンの朝と夕に、私は静かに、胸を打たれた。

タイ・ラヨーンの海に沈む夕日。赤く染まった空の下、水平線に山のシルエットが浮かび、穏やかな海面に太陽の光が反射している
宿泊していたホテル前の浜辺から望む、ラヨーンの海に沈む夕日

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