

2015/10/02. Sunrise with Australian pelican. 先に来てた….。
ワーホリの暮らしにも少し慣れてきた頃。ホームステイ先を離れ、サーファーズパラダイスで始めたシェアハウス生活。慣れない土地での、それでも自分の足で立ちはじめた日々だった。
まだ薄暗い浜辺に立つと、水平線の向こうから太陽がのぼりはじめる。オレンジから青へと溶けていく空、寄せては返す波、濡れた砂に伸びる一筋の金色の光。世界が少しずつ目を覚ましていくその静けさに、しばらく足を止めていた。

ふと気づけば、一羽のペリカンが渚に佇んでいた。朝日を背に、微動だにせず海を見つめるその姿は、まるでこの土地の主のよう。誰に急かされるでもなく、ただ朝を味わっている。
異国の朝は、いつも少しだけ心細くて、それ以上にまぶしかった。この一日がどんなふうに転がっていくのか、まだ何も知らないまま――ただ、目の前の光が美しかった。

SONY NEX-5N


