

2015/09/15 Sunrise,Surfers Paradise.サーファーズパラダイスの朝日。
オーストラリアに降り立ったばかりの俺は、英語もろくに話せず、この先やっていけるのかと、不安ばかりを抱えていた。
まだ誰もいない早朝、ふらりと海辺へ出た。「SURFERS PARADISE」── 世界中の旅人を迎えてきた銀色のゲートの向こうで、太陽が海から昇りはじめる。雲を貫いた光が、金色の一本道となって波間に伸びていった。

すぐ傍の手すりでは、一羽のカモメが凛と胸を張り、同じ朝陽を見つめている。
この大陸の、途方もなくおおらかな自然の前では、俺の悩みなど取るに足らないものだった。大丈夫だ、きっとやっていける ── そう静かに背中を押された、忘れられない朝だ。

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