枝いっぱいに房を作って咲く、黄色い八重咲きのモッコウバラ。小指の先ほどの小花が球状に密集し、いくつもの房となって連なる。手前の一房にピントが合い、背景は暗く柔らかくぼけている。
モッコウバラ。花言葉は「幼いころの幸せな時間」だという。トゲのない枝いっぱいに、小さな黄の花が咲きこぼれる。春、どの薔薇より先に咲くこの花を見上げると、なぜか懐かしい心地になる。
日の当たった黄色い八重咲きのモッコウバラ。濃い緑の葉をつけた枝が弓なりに伸び、小さな花が房になっていくつも咲く。中央の一房に光が差し、背景は暗く大きくぼけている。
モッコウバラ。花言葉は「素朴な美」だという。実家の近所、どこかの家の庭先で、春の陽を浴びて咲いていた。飾り気のない黄の花が、他所の庭でさりげなく揺れている。
深い緑の葉に囲まれて咲く、黄色い八重咲きのモッコウバラ。小さな花が幾重にも花びらを重ねて房になり、枝に沿っていくつも咲く。手前左に瑞々しい若葉が伸び、背景は暗くぼけている。
モッコウバラ。花言葉は「初恋」だという。実家の近所を歩いていると、みずみずしい若葉の緑にまぎれて、黄の花がいくつも花びらを重ねていた。春の光と一緒に、遠い日の心地がよみがえる。

黄色い小さな木工薔薇 Tiny Yellow Roses of Spring.

枝いっぱいに房を作って咲く、黄色い八重咲きのモッコウバラ。小指の先ほどの小花が球状に密集し、いくつもの房となって連なる。手前の一房にピントが合い、背景は暗く柔らかくぼけている。
モッコウバラ。花言葉は「幼いころの幸せな時間」だという。トゲのない枝いっぱいに、小さな黄の花が咲きこぼれる。春、どの薔薇より先に咲くこの花を見上げると、なぜか懐かしい心地になる。

実家の近所を、あてもなく歩いていた。風のない、穏やかな春の日だった。

ふと見上げた先、どこかの家の垣根から、黄色い花が枝いっぱいにこぼれていた。モッコウバラだ。トゲのない蔓に、小指の先ほどの花を幾重にも重ねて、淡い金色の房が咲き乱れている。日を受けたひとつひとつが、内側からほのかに灯っているように見えた。

日の当たった黄色い八重咲きのモッコウバラ。濃い緑の葉をつけた枝が弓なりに伸び、小さな花が房になっていくつも咲く。中央の一房に光が差し、背景は暗く大きくぼけている。
モッコウバラ。花言葉は「素朴な美」だという。実家の近所、どこかの家の庭先で、春の陽を浴びて咲いていた。飾り気のない黄の花が、他所の庭でさりげなく揺れている。

黄色い花には珍しく、この花の花言葉に暗い意味はない。「純潔」「初恋」「幼いころの幸せな時間」── どれもまっすぐで、屈託がない。誰に見せるためでもなく、他所の庭で当たり前のように春を告げているその姿に、言葉のほうがよく似合っていた。

深い緑の葉に囲まれて咲く、黄色い八重咲きのモッコウバラ。小さな花が幾重にも花びらを重ねて房になり、枝に沿っていくつも咲く。手前左に瑞々しい若葉が伸び、背景は暗くぼけている。
モッコウバラ。花言葉は「初恋」だという。実家の近所を歩いていると、みずみずしい若葉の緑にまぎれて、黄の花がいくつも花びらを重ねていた。春の光と一緒に、遠い日の心地がよみがえる。

シャッターを切りながら、俺は遠い日の春を思い出していた。名前も忘れた景色の断片が、この黄色の奥に、まだ残っている気がした。

風のない午後だった。花はただ静かに、そこで咲いていた。


Camera: SONY NEX-5N.

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